競技への情熱
現在「MBK」ブランドの本拠地は、フランス・サンカンタン市にあります。
春のクラシックレース「パリ〜ルーベ」のコースの途中の街としても有名です。
1923年にスタートしたこの伝統あるメーカーは、
1984年にヤマハモーターグループの一員となる迄も、
「Motobecane(モトベカン)」ブランドとしてヨーロッパにおいて長く二輪界を牽引してきました。
自転車の製作は1960年代に着手され、もともと持っていたオートバイ等を製造する高い技術力を活かし、
自転車の製造においても当初から高品質・高性能な製品をリリースすることができました。
二輪車の「運動性」や「特質」を十分に熟知した「MBKサイクル」のスタッフ達は、ヨーロッパの文化を担う自転車の設計・製造においても情熱を注ぐ努力は惜しまなかったのです。
1971-73
Bic Motobecane(ビックMBKチーム)
BicM伝説のヒルクライマー「ルイス・オカーニャ」が、1973年にツール・ド・フランスを制覇し、「MBK」は一気に他のメジャーブランドと並び称される。また、「ヤンルック・ファンデンブルック」がダンケルク4日間レースを勝利し、ベルギー、オランダ、ドイツなどにおいても「MBK」人気が沸騰する。
1979-85
La RedouteMBK(ラ・ルドゥットMBKチーム)
1980年に「アラン・ボンデュ」 がトラック個人追い抜きの世界チャンピオンとなる。
1987-
ADR MBK(ADR MBKチーム)、Fagor MBK(ファゴールMBKチーム)
Lotto MBK(ロットMBKチーム)、Chazal MBK(シャザルMBKチーム)
Cofidis MBK(コフィディスMBKチーム)、MBK Oktos(サンカンタン オクトスMBKチーム)
これらトップチームと共に、欧州のロードレース界を席捲することとになる。 また、当時のメイン素材であった「スチールフレーム」において「HPF工法」など、独自のテクノロジーを取り入れる。また、この時期にCFRP(カーボン複合素材)のプロトタイプのフレームを開発する。
1999
「フランク・ファンデンブルック」がリエージュ〜バストーニュ〜リエージュを勝利する。
2000
「ディビッド・ミラー」がツール・ド・フランスのステージ優勝を飾る。
「アルミフレーム」において、オリジナル素材の開発をはじめる。CFRP(カーボン複合素材)とアルミ素材とのハイブリッドバイクを開発する。
2004-
ファーストリーグのチーム Chocolat Jacques(ショコラートジャックMBKチーム)
2006-
コンチネンタルプロチーム Agritubel(アグリチュベル)
「ファン・ミゲール・メルカド」がツール・ド・フランスのステージ優勝を飾る。
CFRP(カーボン複合素材)を生かし、振動吸収性とねじれ剛性を高い次元で両立させたオリジナルデザイン「スネークアイ」の開発や、オリジナルのアルミ素材をハイドロフォーミング加工して軽量・高剛性のフレームを開発する。
2009-
コンチネンタルプロチームBretagne Schuller [ブルターニュ・シュラー]
「ディミトリー・シャンピオン」が、エリートロード、フランス・ナショナルチャンピオンを獲得。
チームPOISSY、「ジェシカ・ハリソン」が、フランス・女子トライアスロンチャンピオンを獲得。
「アーノルド・デュボイス」が、カーボンフレームを駆って、BMXエリート、フランス・ナショナルチャンピオンを獲得。
その他、トライアル競技、DH競技、MTBクロスカントリー競技など、多くのカテゴリーに参戦し、MBKサイクルの高い技術力が証明される。
2015-
競技への情熱
そして、現在の「MBKサイクル」の研究開発部門が生み出す「アイデア」・「個性あるデザイン」・「高い走行性能と快適性」・「確かな品質と安全性」等、明らかに他のブランドに対し先駆しているのは、先人らの情熱を受け継ぎながら、独自の開発をたゆまなく続けている成果なのです。
ロードレーサーは勿論のこと、婦人用シティーサイクル、子供用自転車、MTB、都市にマッチしたアーバンサイクル等、ヨーロッパの自転車文化の中心にあるブランド「MBKサイクル」は、その伝統を重んじながら「最新の技術」と「最良の素材」を開発・使用し、「MBKファン」に満足を与えるため、新しいプロジェクトに投資し続けることを約束します。